【REVIEW2020 社会

 

 

新型コロナウイルス感染症問題

今 高齢者の命が危ない!

― 合言葉は 感染しない 感染させない!! ―

 

 

 安倍首相の緊急事態の延長が4日(月)に宣言されました。新型コロナウイルス感染症は、2019年12月31日、中国からWHOへ「湖北省武漢市で原因不明の肺炎によるクラスターが確認された」との報告があってから、1月15日に我が国でも最初の感染者が確認され、現在、全国で感染者数は15,000人を超え、死者は500人を超えています。
 
 この未知のウイルスは、その感染者の80%が軽症で、20%が重症、重症者の4分の1である全体の5%が重篤になり、死亡する可能性が高いと言われています。そして、その重篤者、死亡者の殆どが60歳以上の高齢者です。
 
 当初、臨床医師や医学者の中でも、WHOの発表を基に致死率は3%程度で、感染者の大多数の人は自然に治癒するため、そんなに恐れなくても良いという、いわゆる「正しく恐れる論」を展開する人達も少なくなかったです。
 
 全国では、毎年季節性インフルエンザウイルスに1,000万人が感染し、その内の0.1%に当たる1万人が亡くなっているので、国民は日常生活をそのまま続ける事が懸命であると説明した専門家が、2月頃に何人もいた事も記憶に新しいのではないでしょうか。
 
 渋谷、原宿、青山と4月に入って、緊急事態宣言が発令された後も混雑した状況がテレビに毎日映し出され、マスコミでは心配する声が上がっていました。
 
 学校は休校になり、学生はする事が無い、大人はコロナ疲れと、今までの日常とは違う毎日に戸惑っていたのは誰も一緒ではなかったでしょうか。
 
 世界では、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、アメリカ等私権を制限する強制的な行動制限が次々と発令されています。
 
 この未知のウイルスの特徴は、感染力が非常に強く、また、本人が無症状である発症5日前から他人に感染させてしまう事が知られており、特に発症前約48時間が最も人に感染させる力があるというとても今まででは考えられない負の能力を持つアイテで、政府も、社会も対処に苦慮しています。
 
 PCR検査が制限されている現状、軽症者や無症状者の中の一部の人達が、無関心に街を動き廻る事により、その感染を拡大させてしまう事が憂慮されています。
 
 80%という感染者は軽症で完治すると言われ、その多くは若年層でしたが、実は世界にこの感染が拡大するにつれ、若者にも死者が多数出る事が判ってきました。新型肺炎による全身多臓器不全が原因との事のようです。
 
 そして、軽症者や無症状者といったサイレントキャリアから感染した人は、命の危険に曝されます。特に、その感染した人が高齢者や基礎疾患の持ち主であれば、相当程度の確率で重篤化し、亡くなる事も想定されるのです。
 
 ワクチンや特効薬が無い現在では、自分の事と同じくらい人の事も考えなければならないときであるはずです。
 
 
 
 
 今、誰もがこの未知のウイルスに共通の言葉で向かい合わなければならないときです。
 
 
 
 
      僕たちの合言葉
 
 
「 感染しない  感染させない 」
 
 
 
 
(2020年5月6日(水) リリース)